いらっしゃいませ!
カフェミステリークイーンへようこそ!
スタッフの栞が本日もオススメミステリー小説を
ご案内します!
本日は栞のオススメ
『クローズドサークル3選!』です。
今回お話ししたいタイトルはこの3つ♪
1.月光ゲーム
2.霧越邸殺人事件
3.紅蓮館の殺人
どうぞお飲み物でも飲みながらのんびりとお聞きください。
あなたはクローズドサークルがお好きですか?
私は大好き💕
いろんな理由で外の世界と離されてしまった状態で殺人事件が起こるシチュエーションなんて最高!
逃げ場のない恐怖!次は自分が…という不安感!一体誰が?もしかして、自分たち以外に殺人鬼がいるかも…なんて、
ドキドキ〜!
本屋さんを歩いていてクローズドサークルって帯を見ちゃうとすぐ手に取っちゃうくらい好き✨
昔から布団の中で雪山に閉じ込められる妄想とか、ベッドの周りは溶岩だからどう脱出するかとか妄想してたから好きになる片鱗はあったのかもしれないw
クローズドサークルの代表として有名なものと言えば、アガサクリスティの『そして誰もいなくなった』ですね!
孤島に閉じ込められてしまった人たちの恐怖…うぅ!名作✨
少し前に日本バージョンの『そして誰もいなくなった』ニ夜連続ドラマスペシャルが放送されていました。沢村一樹さんや渡瀬恒彦さん、津川雅彦さん、仲間由紀恵さんたち豪華俳優陣!
アガサクリスティの原作を読まれてると違和感などあるかも知れませんが、私としてはとても面白かったです。
まだご覧になっていない方はぜひレンタルしてみて下さい(●´ω`●)
さて、この『そして誰もいなくなった』は海に囲まれた孤島ですが、今回の3作品はどんなクローズドサークルかと言うと…
1.月光ゲーム……キャンプ中、山の噴火
2.霧越邸殺人事件……吹雪の山荘
3.紅蓮館の殺人……山火事
これだけの情報でもワクワクしませんか?
こんなシチュエーションで閉じ込められちゃうんですよ。むふふ。
では、各作品のストーリーをご紹介します!
有栖川有栖ら英都大学の推理小説研究会は、夏合宿で矢吹山にキャンプをすることになった。休火山で活動を停止していると思っていたのに…有栖たちはキャンプ中、違う大学の学生グループと仲良くなり楽しくキャンプを終えるはずだった。
しかし、矢吹山が噴火し、陸の孤島に。
何もしなくても死んでしまうかもしれない、そんな状況で何故か仲間たちが殺されていく…
有栖たちは無事に山を降りることができるのか?!
有栖川有栖さんのデビュー作にして、その後続く学生アリスシリーズの第一作目!
月光ゲームは初めからドキドキでした!
小説を開いたら突然、日本一危険な場所にポンって放り出されたのです!
「ええー!」って思いながらどんどん話の中に入っていって気づいたら一気読みしてた。
有栖の青春も描かれ、
淡い恋心を応援したり…(●´ω`●)したくなかったり。最後には読者への挑戦状もありますので、ぜひ挑戦してみましょう!
『暗色天幕』という小さな劇団一行は、打ち上げ旅行の帰りに吹雪に遭ってしまう。ボロボロの状態で運良く山の中の『霧越邸』にたどり着いた。
安心も束の間だった。吹雪は弱まる事はなく、不気味な住人たちの住まうこの館から出られなくなってしまった。
そして、世界が白で埋め尽くされていく中、不可解な殺人事件が発生する。
犯人は、自分たちの中にいるのか?…それとも
霧越邸殺人事件は私のまだ短い小説人生の中で最も美しいと感じた物語です!
好きでたまりません!景色の美しさと反比例した凄まじい事件。それがまた良い!
なんだこれ?!最高じゃないか!読んだ後はテンション高くて部屋で踊り狂いたかったくらいです✨
葛城と田所は高校の勉強合宿を抜け出す計画を立てていた。憧れの小説家に会うために。
山上に建てられた文豪の屋敷に向かう途中で落雷により山火事になってしまう。
憧れのお屋敷でどうにか避難をさせてもらえることになったが、そこに住む少女が圧死の状態で発見される。
山火事は刻一刻と屋敷に向かっている。
謎を解くのが先決か、脱出するのが先決か……
ギリギリの状態で明かされる真実とは?
この『紅蓮館の殺人』は「探偵とは」という物語だと思う。無責任にミステリを読んでいる私は、「こんな探偵がいい」とか「さすが名探偵!最高!」なんて言っていますが、やはり「探偵とは」を追求すると色々な悩みがあるのかもなぁと感じました。
37歳になった金田一くんも「もう謎は解きたくない」って言ってるみたいですしね💦
いろいろな人間の葛藤がこの小説には詰まっている。
いかがでしたか?
3作品どれも素敵なクローズドサークルで目移りしてしまいますね✨
今回はたくさんあるクローズドサークルの中からこの3タイトルを紹介しましたが、もっともっとたくさんあります!
これからもクローズドサークルものとか、もちろんそれ以外も紹介していきますので、ぜひ楽しみにしていてください!