緋色の研究サムネ

【書評】緋色の研究

さてと、諸君。

今回の謎めいた事件はこれで晴れて解決です

いらっしゃいませ!カフェミステリークイーンへようこそ!

スタッフの栞がオススメミステリー小説をご案内します。

どうぞお飲み物でも飲みながらのんびりとお聞きください。

 

本日のオススメは海外ミステリー!

コナンドイルの【緋色の研究】です。

 

いろんな出版社から出ていますが、私は角川文庫を購入しました。

イメージイラストが描かれているのに惹かれました^ ^

新潮文庫のカバーイラストも可愛くてどっちにしようか悩んでしまいました💦

お恥ずかしながら、私、シャーロック・ホームズをちゃんと読んだのは今回が初めて!

小学生の時にチャレンジしたのですがカタカナの名前が覚えられず挫折し今まで来てしまいました。

今回、そのトラウマを克服しよう、読んでみようと思わせてくれたのはTwitterのフォロワーさんたちのおかげです^ ^いつも読書意欲を刺激してくださりありがとうございます✨

まだカタカナの名前はどうしても苦手意識があるんですが、今回読んだ

【緋色の研究】は登場人物が少なかったし、その内の二人は有名人ですから、割と大丈夫でした!

そして当然のことながら、面白かった!

私は読んでる間、思わず笑みが溢れてしまいましたw微笑ましい!ホームズってメチャクチャ可愛いんですよ!

ホームズの外見的な事について、ワトスンさんは本文中でこう綴っています。

引用p 22

身長は6フィートを少し超える程度だが、ひどく痩せているため実際以上に背が高く見える。目つきは、射るように鋭い。

細い鷲鼻によって顔全体に機敏で決然とした風格が添えられ、線のくっきりとした角張った顎にも意志の強さがありありと表れている。

6フィートって、182センチくらいらしいので、かなり高い!

ちなみに、ワトスンさんがこう言ってるにも関わらず【緋色の研究】を読んだ私が想像するホームズって、悪戯好きそうなお顔をしたマイペースな16歳くらいの子供って感じ💦

可愛らしい^ ^

では、まず【緋色の研究】のストーリーをご紹介します。

 

【ストーリー紹介】

 

ワトスンは戦争で負傷し、回復のためにイギリスへ帰国、同居人を探していたところに偶然再開した知人にある不思議な男を紹介される。

それがシャーロックホームズ。

彼の特異な能力を出会ってすぐに気付かされる事になる。

「アフガニスタンに行ってましたね」

名前以外伝えていなかったはずなのに、瞬時に自分の経歴を見抜いた彼に興味が湧き、ワトスンはホームズと同居する事を決める。

同居中も彼の奇人ぶりや尊敬する部分などを目の当たりにして、ワトスンはよりホームズに関心をよせる。

ホームズとの共同生活を送っていると、警察からある殺人事件の依頼が舞い込んだ。

空き家で立派な身なりの紳士が死体となって発見されだと言うのだ。

ホームズはワトスンと共に現場に向かう。

この事件をホームズはどのように解決していくのか!

という物語でございます。

ワトスンがどこからの帰りなのかとかスグに分かっちゃうところとか、「あー!コナンくんのここに似てるー」とか思っていました。(●´ω`●)

『名探偵コナン』をよく読んでる方は共通点を探すのも面白い読み方かも知れないですね!

私はまだ【緋色の研究】しか読めていませんが、主人公たちの出会いから事件解決まで物語が、読者を飽きさせる事なく進んでいく。

これが、1880年代に…今から120年も前に書かれた本なんですよね。凄まじいなドイルさん…

 

では、ここで登場人物を紹介します。

 

【探偵シャーロック・ホームズ】

 

見た目は先程引用した通りなので、省かせていただきます。

ここでは【緋色の研究】でホームズが行った奇行…変人エピソードをご紹介!

1.研究に勤しんでいる時のホームズはとても意欲的で能動的だが、その反動があるらしく、

何日もソファに力なく横たわって朝から晩までろくに口を聞かず、身体を全く動かさない。

夢でも見ているような定まっていない瞳。

ここまでギャップがあると近くにいる人は心配ですよね💦

2.当たり前の知識がない。文学、古典、政治はダメ。太陽系の構造を知らない。地球が太陽の周りを回っているのを知らないというのだ!

理由は、ざっくり言うと頭の中に無駄な知識があるのが嫌だかららしい。

しかしそのくらいは覚えてないと…とワトスンさんが言うと。

『僕になんの関係がある?』

『忘れるように努力しなくちゃ』

と言っちゃう!はぁ!まさに✨

ホームズさんだから言える事ですね^ ^

などなど面白エピソードが‼️見所てんこ盛りです^ ^

 

【医師ワトスン】

 

とても人の良い紳士で、ホームズと並んでいるせいかとても常識人に感じます^ ^

物語内でシャーロックホームズの伝記を書いている人。

ワトスンさんはすぐさまホームズのスゴイところを見つけると素直に褒め称えるところがとても素敵!

自分の考えと違う人を手放しで褒める事ってなかなか出来ないですよね。

ワトスンさんのような器の大きな人になりたいな✨

この二人の微笑ましい箇所を引用してみると…

p57最後〜58の4行目。

ワトソンさんがホームズの探偵技術に驚き、褒め称えた後…

引用

私の熱のこもった賛辞が嬉しかったのだろう、

ホームズは頬を紅潮させた。すでに気づいていたことなのだが、探偵としての才能を賞賛された時の彼は、美しいと褒められた乙女のように繊細な表情を見せるのだ。

可愛い〜✨キュンです♪

二人ともバッチリ合ったんでしょうね(●´ω`●)

大人になってからこういった関係を築ける二人…とても羨ましい✨

あ、あと『緋色の研究』の意味は…ふふふ。ぜひ読んで確かめて下さい✨カッコいいですよ^ ^

『緋色の研究』は出会いの物語だからまだこれからたくさんの冒険が二人を待っているんだ!

そう思うと、とてもワクワクです♪

ちなみに、この『緋色の研究』で一人とても不可解な人物がいます。その人の動向も今後気になる!

ということで、これからはカタカナの名前に臆する事なく海外ミステリーにも手を伸ばしていきたいと思います♪

おーーー!