Another
『クラスの決め事は絶対に守るように…』
いらっしゃいませカフェミステリークイーンへようこそ!
スタッフの栞がオススメミステリー小説をご案内します。
どうぞ、お飲み物でも飲みながらのんびりとお聞きくださいませ。
本日のおすすめはコチラ
角川書店より発売
著者綾辻行人
『Another』

(単行本2009年10月29日)
※写真は文庫版
いまだかつてない恐怖と謎があなたを魅了する。
文庫でも分厚い上下巻!
表紙は上下巻をつなげると1人の女の子になります。
Anotherは続編にAnotherエピソードS、
さらに最近2020年9月30日に
『Another2001』が発売されています。
今回お話ししているのは小説ですが、
アニメや漫画、映画にもなってしまうくらい人気な作品です!
著者の綾辻行人さんと言えば、
ミステリー好きが
『人にオススメしたいミステリー小説は?』と聞かれて必ずと言っていいほど
上位に入っている『十角館の殺人』の著者です。

綾辻行人さんからミステリー小説好きになった方も多いのではないでしょうか。
さて、今日のメニュー構成はこのように
なっております!
☆総評
☆ストーリー紹介
☆ここに注目
【総評】
栞のオススメ度はこんな感じです
美少女度☆☆☆☆
ホラー度☆☆☆☆☆
読みやすさ度☆☆☆(分厚いから)
どんでん返し度☆☆☆☆
さて、感想を一言で言うとAnother…最高です‼️
この本に心をガッツリ掴まれました!
というのも、
私はミステリーを読むにしろホラーを読むにしろとても大事にしている事があります。
それは、どういう死に方をするかという事!
このAnotherにはたっくさん素敵なシーンがあります✨あんなんやこんなんや✨血みどろの惨劇の数々!もう本当にステキで!
ゴホンッ…すみません。ちょっと気持ち悪かったでしょうか…
(だから栞は友達がいない…いや、少ないのだ)
私のヤバイ趣味はさておき、
ストーリーも素晴らしいです!ミステリーとホラーとサスペンスを見事に融合!
極上の三角形!まさに小説界のクフ王のピラミッド!🤗
しかもどんでん返しでもありますので、その手の小説が好きな方にメチャクチャオススメです。
ちなみに私もどんでん返し、大好物です。
読んでいると一瞬の違和感があり、それが何か分からず過ぎ去り、最後に「あーーーっ!」と、あの時の違和感の意味に気づく。
そんな摩訶不思議な時間をこの小説は読者に与えてくれるのです!
だからっ!
終わってほしくないと、ずっとどっぷりハマっていたいと思いながら読んでいくので、
上下巻もある小説なのにページ数は一切苦になりません。
【ストーリー紹介】
では、Anotherのストーリー紹介です。
主人公の榊原恒一は中学三年生になる年に母方の祖父母の家がある夜見山市に一人引っ越してきた。
母は恒一を産んですぐに亡くなり、父は大学教授で忙しく、しょっちゅう国内外を飛び回っていて、今回はインドという事で恒一の引っ越しは突然の話だった。
ある日、夜見山市の病院で眼帯をしている美少女、ミサキメイに出会いその子にひどく惹かれてしまう。偶然にも彼女は自分が転校した夜見山北中学、通称夜見北の三年三組の生徒だった。
仲良くなりたい恒一だったが、彼女に関わろうとするたびに何故かクラスの雰囲気がおかしくなる。
そんな中、クラス委員長の女の子が普通では起こり得ない凄惨な死を遂げてしまう。
何かがおかしい。
怯える生徒、そして不思議な魅力を持つ美少女、ミサキメイは一体何者なのか、
この学校では何が起きているのか…
そして次々と不可解な死が三年三組を中心に巻き起こっていく。
という物語でございます。
【ここに注目】
ポイントになるのはこの2つ!
『謎の美少女ミサキメイ』
『三年三組の伝説』
では、順にお話ししていきます!
重要人物は主人公の榊原恒一が惹かれていく美少女のミサキメイ、彼女の事は小説内でこう書かれています。
小柄で華奢で嫌に線の細い中性的な面立ち。シャギーショートボブの真っ黒な髪。対照的に肌の色はたいそう薄くて、何と云うんだろうか、古めかしい表現をすれば白蠟めいて見える。
そしてー
何よりもまず注意を引かれたのは、そんな彼女の左目を覆った白い眼帯だった。眼病をわずらっているのか、あるいは怪我でもしているのだろうか。P34
そして彼女の態度は
すべての感情を封殺したような、冷ややかで淡々とした口ぶりだった。P35
と書かれています。
私はこの文章を読んでからすぐにあるキャラクターを思い描いてしまいました。
その人とは!エヴァンゲリオンの綾波レイ…。
儚げな美少女!!
もう最初から最後まで私は綾波レイちゃんを頭に思い描いて読んでしまいました。
このミサキメイを中心に深まる謎…
彼女の外見と相まって読み手は一層この物語の不思議な世界に入りこんでしまうのです。
次に三年三組のある伝説について少しお話ししておきましょう。
これが、謎の根底にあるものです。
この夜見山北中学、通称『夜見北』の三年三組で二十六年前にある事件が起きました。
それは、とても人気があった生徒が一人亡くなってしまったんです。
それを信じたくないクラスの仲間は、ある行動をとってしまう。それは普通に考えると異常なことだった。
…それがいけなかった。
彼らの卒業写真には異様なものが映り込み、その次の年から三年三組の生徒とその周りで恐ろしい理不尽な死が増えてしまったのです。
ちなみに、三年三組になったからといって絶対に恐ろしいことがあるわけじゃないんです。
ある年とない年がある。
そして、主人公の榊原恒一が転校してきた年は、不幸にも『ある年』だったのです。
理不尽な死を前にただジッと死を待たなければならないのか、どうしたらいいのか。
外にいても家にいても死んでしまう可能性がある。どんな死が自分と自分の周りの人たちにに襲いかかって来るのか分からない恐怖。
Anotherを読んでいると自分も三年三組になった気持ちでドキドキが止まりません!
なぜ?どうしてこんな事が起こっているのか?!
止める事は出来ないのか!
さぁあなたもこの極上の怪異と恐怖を味わって下さい!
そして、文章内にたくさん散りばめられた伏線をどうか見逃がす事がないよう恐ろしい謎に立ち向かってみて下さい。
次回はAnother2001のお話をさせて戴きます!
是非『Another』を読んだ後に『Another 2001』の動画を観て頂ければと思います。