【書評】Another2001
『今年の〈もう一人〉は、誰?』
いらっしゃいませ!カフェミステリークイーンへようこそ!
スタッフの栞がオススメミステリー小説をご案内します。
どうぞお飲み物でも飲みながらのんびりとお聞きください。
さて、『Another2001』は2020年の9月30日に発売された綾辻行人さんの
長編ミステリーホラー小説です。
前作に【Another】【AnotherエピソードS】があります。
まだ読んでいない方は以前【Another】の書評動画もアップしておりますので
是非そちらもご覧下さい✨
【今回のメニューはコチラ】
- 総評
- 大まかなストーリー
- ここに注目
【総評】
栞のオススメ度はこんな感じ!
ホラー度☆☆☆☆☆
読みやすさ度☆☆☆(やっぱり分厚いから)
混乱度☆☆☆☆☆
この厚み、どうですか?
『Another』は文庫で上下巻、
コチラの『Another2001』にいたってはもう鈍器です。🤣
本屋さんで並べられているのを見た時の存在感たるや、物凄かったです。
ゴールドで書かれたタイトルがカッコいい。
高級感ハンパない✨こんな本が自分の本棚にあると、それだけでなんか頭良い人間になったような気がしてくる…✨
そして、中はこんな感じになっております。
この鈍器のように分厚い小説ですが、スルリと読み終わってしまいました!
読みやすいし、面白いのでどんどん進みます!
Another2001は過去作Anotherから三年がたった話です。
しかし、だからといって『Anotherを読まなければAnother2001が読めない』
というわけではありません!
が!しかし!もしまだあなたがAnotherを読んでいないのであれば、是非そちらを読んでいただいてからの方が何倍も楽しめると思います✨
というのも、Anotherを読んでからの方が多分混乱するからです!
ふふふ。不思議ですよね、予備知識がある方が混乱できますって、、、
なので!私はAnother後にAnother2001を読むという読み方をお勧め致します!
【大まかなストーリー】
主人公の比良塚想(ヒラツカソウ)は今年、夜見山北中学の三年三組になった。
彼は、三年三組のある重要な役目を与えられた。
夜見山北中学、通称夜見北(ヨミキタ)には恐ろしい伝説がある。
1972年の春に夜見北の三年三組のある人気な生徒が命を落とした。
その生徒の死を受け入れられない生徒や先生がある行動を取ってしまう。
それは、一見するととても優しく、悲しい行動だったが、それがいけなかった。
その年の卒業写真に写ってはいけないものが写り、
次の年から恐ろしい現象が三年三組を襲うことになった。
三年に上がった時、教室に机が一つ足りなかったらその年は、【死者】が一人増えている。
増えていた場合、三年三組とその関係者が月に一人以上必ず亡くなるという。
しかし、ある対策をする事でその不幸な現象から逃れられるのです。
そして、三年前の三年三組は、その現象が始まったにもかかわらず途中で不幸がなくなった。
一体なぜかはわからない。しかし今年はより強固な作戦を立てようとある事を行うことにした。
そうすることで、今年は平和で一年間を過ごせるはずだったのに、、、
というはじめっからドッキドキの展開なんです✨
【ここに注目】
Anotherの美少女がまたも☆
新たな謎の人物…
Anotherの眼帯美少女ミサキメイがたまもキーパーソンとして登場!
彼女の目はいったい何を写すのか!
そして、新たな謎の人物。
実はその人物は今回の話にはあまり関係はしてこないんです。しかし、凄まじい存在感✨
何故ここで取り上げたかというと、もしかしたら!次のAnotherシリーズが出た暁にはその人物が重要人物として出てくるのでは?と勝手に予想したかったんです✨
是非是非!その子の驚異的な能力を感じて下さい!
今回は、初めから夜見北の三年三組の現象に立ち向かい、より強力な対策を講じたにも関わらず、理不尽な死が黒い渦となって三年三組を覆います。なぜ?対策したのに…何が悪かったの?
不安とハラハラは史上最凶‼️
今年の三年三組はどう立ち向かうのか!是非あなたの目で確かめて下さい✨